PHP_CodeSniffer にコマンドライン引数 -h あるいは --help をつけて実行すると、PHP_CodeSniffer で使用できるコマンドの一覧が表示されます。 phpcs -h の出力内容は、次のようになります。
Usage: phpcs [-nwlvi] [--report=<report>] [--standard=<standard>]
[--config-set key value] [--config-delete key] [--config-show]
[--generator=<generator>] [--extensions=<extensions>]
[--ignore=<patterns>] [--tab-width=<width>] <file> ...
-n Do not print warnings
-w Print both warnings and errors (on by default)
-l Local directory only, no recursion
-v[v][v] Print verbose output
-i Show a list of installed coding standards
--help Print this help message
--version Print version information
<file> One or more files and/or directories to check
<extensions> A comma separated list of file extensions to check
(only valid if checking a directory)
<patterns> A comma separated list of patterns that are used
to ignore directories and files
<standard> The name of the coding standard to use
<width> The number of spaces each tab represents
<generator> The name of a doc generator to use
(forces doc generation instead of checking)
<report> Print either the "full", "xml", "checkstyle",
"csv" or "summary" report
(the "full" report is printed by default) |
注意 コマンドライン引数 --standard はオプションです。 これは、複数のコーディング規約をインストールしている場合でも同様です。 コーディング規約を指定しなかった場合は、PHP_CodeSniffer はデフォルトで PEAR コーディング規約 (あるいはあなたがデフォルトとして設定した規約) によるチェックを行います。 デフォルトのコーディング規約を設定する方法はこちらをごらんください。
PHP_CodeSniffer のもっともシンプルな使用法は、PHP_CodeSniffer でチェックしたいファイルやフォルダの場所を指定することです。 フォルダを指定した場合は、PHP_CodeSniffer はそのフォルダおよびサブフォルダ内のすべてのファイルをチェックします。
注意 サブフォルダ内のチェックが不要な場合は、コマンドラインオプション -l を使用します。これは、PHP_CodeSniffer が指定したフォルダのみを処理するようにするものです。
以下の例では、最初のコマンドは PHP_CodeSniffer を使用して myfile.inc ファイルのチェックを行います。 二番目のコマンドは、PHP_CodeSniffer で my_dir ディレクトリ内のすべての PHP ファイルをチェックします。
例 58-1単一のファイルやフォルダのチェック
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複数のファイルやフォルダを指定することもできます。以下のコマンドは、 PHP_CodeSniffer を使用して myfile.inc ファイルおよび my_dir ディレクトリの全ファイルをチェックします。
例 58-2複数のファイルやフォルダのチェック
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PHP_CodeSniffer がファイルのチェックを終えると、 エラーレポートが表示されます。このレポートには、 コーディング規約に反するすべてのファイルについてのエラーや警告が表示されます。 その内容は、このようになります。
例 58-3PHP_CodeSniffer の出力例
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警告を出力に含めたくない場合は、コマンドライン引数 -n を指定します。
例 58-4警告を表示しない PHP_CodeSniffer の出力例
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デフォルトでは、PHP_CodeSniffer は見つかったエラーや警告の完全な一覧を表示します。 これは、特に多くのファイルを一度にチェックした場合には相当な長さになりえます。 各ファイルごとのエラーや警告の数だけの概要レポートを表示させるには、 コマンドライン引数 --report=summary を使用します。 出力結果は、このようになります。
例 58-5PHP_CodeSniffer の概要出力例
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完全な出力と同様、コマンドライン引数 -n を指定すると警告を表示しなくなります。
例 58-6警告を表示しない、PHP_CodeSniffer の概要出力例
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デフォルトでは PHP_CodeSniffer は何も言わずに動作し、 最後にエラーや警告を表示するだけです。大量のファイルをチェックする場合は、 結果が表示されるまでにしばらく待つ必要があるかもしれません。 いま何が起こっているのかを知るために、詳細な出力をさせることができます。
詳細な出力を有効にすると、PHP_CodeSniffer はまずチェックしているファイルを表示し、 そのファイル中のトークンの数と行数を表示します。そして、 その処理にかかった時間がわかるようになります。結果はこのようになります。
例 58-7PHP_CodeSniffer の詳細出力例
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PHP_CodeSniffer は、複数のプロジェクトで使用するために、 複数のコーディング規約をインストールすることができます。 PHP コードをチェックする際に、どのコーディング規約を使用するかを PHP_CodeSniffer に指定することができます。これを行うのが、コマンドライン引数 --standard です。
以下の例は、myfile.inc ファイルの内容を PEAR コーディング規約 (デフォルトでインストールされます) でチェックします。
例 58-8使用するコーディング規約の指定
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PHP_CodeSniffer は、インストールされているコーディング規約を一覧表示することができます。 これを利用することで、使用するコーディング規約を正しく指定できるようになります。 この一覧を表示するには、コマンドライン引数 -i を指定します。
例 58-9インストールされているコーディング規約一覧の生成
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